肩こりや腰痛は、国民生活基礎調査で常に上位にランクインしています。
このような症状を訴えて、かかりつけ医に行くと、大量の湿布薬を処方されることが多いです。
湿布は飲み薬と違って、大きな副作用がないと言うイメージがあると思いますし、消費期限がなく、保管が手軽なため、手放せないと言う方も多いと思います。
このようなことから、湿布は必要以上に処方され、無駄な医療費が、年間数十億円と言う試算もありました。
その為、湿布の過剰処方を制限するため、2022年から一度の処方は63枚までと制限されました。
湿布の誤ったイメージとして、飲み薬より副作用が少ないと思ってる方が多いですが、実は大変な副作用を発症することが報告されています。
湿布を貼った後、皮膚が赤くなるのは?そこに免疫細胞が集まっているためです。
これは免疫細胞が活性化すると、アレルギー症状を発症してしまう可能性もあります。
人によっては、湿布に含まれる成分により、重篤なアレルギー反応が起こることもあります。
蕁麻疹や血管拡張が起こってしまい、アナフィラキシーに至るケースもあります。
このような重篤なアレルギー症状は、普段湿布を使っていて問題ないからと安心できるものではありません。
免疫細胞の誤作動は、私たちの体調が悪い時に起こりやすいことが知られています。
その為、風邪を引いた翌日とか、予防接種を打った翌日など、免疫細胞が誤作動を起こしやすい時に湿布を使って予想外の重篤な副作用が起こることがあるわけです。
また最近では、湿布を貼ることで、「光線過敏症」という症状を起こすことがあります。
光線過敏症は、日光アレルギーとも呼ばれ、日光によって引き起こされる免疫の異常の一つです。
日光にさらされた皮膚の部分に、痒みが起きたり、炎症が生じてしまうことを言います。
それまで何ともなかった人が、日光アレルギーを発症してしまうケースとして、湿布を使っていたという症例が非常に多く報告されています。
光線過敏症になると、外出する時に、しっかりと手足を防護しなくればならなくなる。
紫外線は私たちの体内でビタミンDの合成してくれたり、体内時計を調整してくれるなど、様々な効能もあるんです。
その為、1日20〜30分は外に出て、日光にあたるのは重要なことなんです。
ところが光線過敏症になると、そのような必要な分の日光にあたることもできなくなってしまう。
このようにさまざまな重篤な副作用がありながら、湿布には病気の治療という点で、特にメリットがないというのが非常に残念なポイントなんです。
残念ながら湿布には、肩こりや腰痛を根本的に治療する効果はないんです。
湿布はあくまでも、痛みを誤魔化すだけの対症療法です。
むしろ湿布は「痛み」という身体からのSOSを隠してしまうという点で、疾患の治療を遅らせてしまう可能性が高いと言ます。
腰が痛い時に湿布を貼って、無理やり重いものを持っていたら、ギックリ腰になるでしょう。
肩が凝っている時に、実は目や頭に障害がある可能性があります。
にもかかわらず、肩に湿布を貼って、肩の痛みが和らげば、問題となっている目や頭の原因を見落としがちになってしまいます。
また、肩が凝るのは、姿勢が悪い、スマホ使いすぎとか、パソコン使いすぎとか、あなたの生活習慣に問題が潜んでいるケースが多いのです。
そのような生活習慣病のサインとして、あなたの肩が凝っている訳ですから、そのコリを湿布によって誤魔化してしまったらいつまで経っても生活習慣を改善することができず、どんどん肩こりは悪化してしまうでしょう。
また、膝が痛いからといって、湿布を貼って、無理にランニングやウォーキングを続けると、どんどん膝軟骨がすり減っていってしまいます。
膝軟骨は血管が通っていない為、一度傷つくと、2度と再生されることはありません。
このように湿布というのは、本来対処しなければいけない問題を、覆い隠してしまいまうというデメリットがあります。
腰が痛いなら腰を治療しなければいけません。
湿布を貼って誤魔化し誤魔化ししていると、どんどん症状は悪化してしまいます。
痛みという体のサイン、コリという体のサインを無視し続けると、大変なことになってしまうので
そういった意味で、湿布は有害と言るでしょう。
痛みが一時的に和らぐ効果はあるのもの、そのためにリスクをとるより、根本的な改善が大事です。
参考文献
「ケトプロフェン外用薬による光線過敏症に対する安全対策について」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/www1/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/276-1.pdf
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